鯨の種類には、大別して、ひげ鯨と、歯鯨とがあります。
ひげ鯨は、ナガス鯨、イワシ鯨、ミンク鯨に代表され、体長が大きくえ、さは主に、小型のエビ(アミ)や小魚で、南氷洋に多く生息しています。
ひげ鯨の肉は、赤身を帯び柔らかく、味も良く、そして肉は無論のこと、内臓や、骨にいたるまで利用されてきました。
しかし今では、ご存知の通り、国際捕鯨委員会(IWC)によってこれらの商業捕鯨は禁止されています。
そのため日本には、調査捕鯨による年間約500頭(内、北太平洋約100頭)のみが入荷されている現状です。
歯鯨は、ツチ鯨や、ゴンドウ鯨に代表され、比較的体長も小さく、さらに小型のものを“イルカ”と呼んでいるものもあります。
歯鯨は主に、アジやサバ、イカ等の魚を主食とし、肉も黒ずんでいて、あまり食用にはむいていません。
<かのこ>
イワシ鯨です。鯨のあごの下から胸ヒレの間にあり、赤身と白身(脂身)が鹿の子模様にちりばめられてあることからこう呼ばれるようになりました。
くじら鍋(はりはり鍋)には欠かせない食材です。鯨独特の美味しいダシがでます。お刺身でもいけますが、多少硬いかもしれません。(薄く切ればOK)